出題者との対話の重要性について
泉野塾 塾長です。
全統記述、進駿記述模試など記述模試が冠模試を除き10月で終わりました。
受験生の皆さまお疲れ様でした。
大学入試はこの最後の記述模試が終わってから始まります。
ここがスタート地点です。
ここからは本番を意識した演習と、基本事項のチェックと計算等の技術の練習になります。
模試と本試験は別物ですので思うようにいかなかったとしても自己評価を下げないでください。
模試とは異なる本試験特有の出題者の意図がはっきり現れている例を一つ挙げます。
次の問題は2017年東京大学理系数学の第2問です。

この出題に何か違和感を持ちませんか?
ちょっと考えてみてください。
問題は(1)と(2)がなぜこの順番で出されているのかという違和感です。

(1)を数え上げで解いたら原点にくる確率も求まってしまうのです。
つまり(1)で数え上げて答えを出した場合に同時に(2)まで解いたことになります
もちろんそれはそれで立派な解答です。
しかし出題者の意図を考えてみてください。なぜこの順番?
出題者は(1)には数え上げではないもっと簡単な方法があることを示唆しています。
これが実際の入試の問題であり、これが出題者との対話です。
演習ではこれをやり、基本チェックで問題解決の道具を整理して、計算練習で正確さとスピードアップ。
合否は誰にもわかりません。
高校入試ならかなり直前まで模試がありますが大学入試で一般的な記述模試はこれで最後です。
まだ10月ですよ。
違和感ないですか?
合否の判定の資料の提供であれば直前までなぜやらないのでしょう?
予備校も2次試験と模擬試験は違うという認識をもっておられるのではないでしょうか?
模試の問題に臨むのと同じ意識ではなく、本試験では出題者との対話を大事に、その際のキーワードは「違和感」
出題者がなぜこの問題をこういう形式で出したのか等、対話しながら分析すると実は全ての教科の入試問題は実によくできていて面白いものです。
私はこういうことを授業で伝えながら2次試験まで4ヶ月間全力でサポートしていきます。
さぁ今からですよ!
2026年10月20日 09:41
