都合の良い塾の用語
泉野塾 塾長です
現在、ほとんどの塾で使われている用語について少し解説したいと思います。
演習: 問題集をすること
アウトプット: 問題集をすること
自学自習: 1人で問題集をすること
学習習慣: 目的がなくても問題集をすること
ルート: 指定した問題集をさせること
ほぼこの使い方です。
うまいこと作るものですね。もっともらしく聞こえます。
しかし。
100歩譲ってこれが通用するかもしれないのは義務教育までです、
大学受験で通用するはずがありません。大学入試の問題をご覧になってください。
以下が私なりの定義です。
演習: 基本的な知識や考え方が身についたあとで実践力を身につけるために初見の問題に取り組む事。
アウトプット: 知識を絞り込んで他者にわかりやすく表現する事。
自学自習: 学問は他者の力を借りて最後は自分で身につけるものです。 問題集や参考書を書いているのは他者で,しかも書面です。自分で学んだと思うことが錯覚です。書面よりも直接聞く方が良くないですか?
学習習慣: 習慣でするのは学習とは言いません。作業です。目的意識の強い人、絶えず好奇心を満たそうとする人はこういうことは絶対しません。
ルート: 塾が楽をするための手法。
いずれも塾が頻繁に使う用語で、志望校の「ランク」を上げる下げるという言葉も含めて
進路選択者、学習当事者の視点が完全に欠けている様に私には見えます。
そこには「愛」はあるんか!
と言いたい気持ちを押さえつつ、自分にしかできない事をやるしかないと思っています。
2024年04月06日 07:48