福井大学医学部医学科 清水さくらさん （錦丘高校）
なかなか終わらない受験は想像より遥かに大変でしたが、小坂先生や奥様の温かい言葉にいつも救われていました。高校受験を経験しておらず受験はなんとかなると思い込み、大好きな競技かるたを高3の8月まで続けました。そのため受験勉強は9月からとかなり遅いスタートとなりましたが、こうして合格体験記を書くことができるのは２つのことを意識していたからだと思います。
●1つ目は現実を見過ぎないことです。
私は東大か医学部に入りたくて悩んでいましたが合格圏に入るほどの頭脳もなく、それでも挑みたい私と安全思考の家族とは意見がぶつかることも多かったです。
それでも先生は一度も私の目標を否定しませんでした。学校の先生にもこれ以上応援できないと夏に言われ、模試の度に目標点を超えなければいけない重圧に苦しんでいました。模試の途中不安で大泣きし棄権したこともあります。しかし小坂先生は模試は入試本番とは質が違うから気にする必要はないと断言してくださり、その度に心が安らぎました。模試の結果から過剰に不安を感じ志望を変える人が多い中、現実をみるのはほどほどにすることで気が楽になり試験自体を楽しむことができるようになりました。
●２つ目はアグレッシブに問題を解くことです。
これは小坂先生に何度も言われたことです。共テの国語が特に苦手で配点が高いことにも苦労し、7割もとれず他教科の足を引っ張りすぎていました。たくさん努力しても変わりませんでした。でももっとアグレッシブに解いてみたら?と言ってくださり、気持ちだけで変わるのか不安でしたが、1番緊張する共テ本番で本当に40点上がりました。
試験中はとても楽しかったです。メンタル１つでこんなにも変わりました。
元々映像授業の大手塾に入れば安泰だと思い入っていましたが、思い描いていたような塾ライフは送れませんでした。しかし、泉野塾では少人数での授業を通じて周りからの良い刺激を受けつつ、先生のクスッと笑える雑談でいつも平和でした。
これらの他にも不安なときは夜の11時過ぎまで何十回も相談にのってくださり、参考書の貸し出しや快適な自習室までたくさんお世話になりました。
おかげさまで結果的に東大も医学部も他にも受けたいところ全て受験できましたし、素敵なご縁で医学生として生活を送れることにワクワクが止まりません。
本当にありがとうございました。
2024年03月28日 10:21
