点数は身につかない。
泉野塾 塾長です。
いきなりですが 開講科目で私が大学入試の時にセンター試験で取った点数を書きます。
数学 200点
英語 190点
国語 195点
物理 90点
この4教科では得点率96%を超えました。
しかし、これまでの人生において、「あなたは大学入試でいい点をとっていましたでしょ?」と言われたことは一度もないです。
この仕事をしていなければ思い出すこともなかったでしょう。
つまらない過去のことです。
要するにこんなものは今の自分にとっては何の意味もないものです。
それよりも高校生としての学業の合間に読んだ本や映画や家族との会話などが今の私の人生を豊かにしてくれていると思っています。
点数は身につきません。
身につくのは教養と論理と公平の感覚です。
ところが、現在のかなり多数の高校生が「勉強」していれば褒められ、それ以外のことをしていれば勉強しなさいと言われます。
それでは何が「勉強」で何が「勉強」でないのでしょう?
「学習習慣」というのは何をする習慣でしょうか??
不安を煽る教育産業の根拠のない情報を真に受けて、追い立てられるようにずっとオンのままで何が身に付きますか?
ダラダラと「習慣」で問題集を5周とか(笑) できるものならやってみてください。
集中と休息。 自分の時間で好きなことをする。
目的を持って短時間で集中して目的を達成したら、あとは好きなことをして豊かな人格を育んでいただきたい。
私はそういう思いで常に授業をしています。 大切なのは強烈な目的意識と好奇心です。
目先の点数ばかり追いかけて手順暗記で乗り越えられるのは高校入試まで。
「好きこそ物の上手なれ」と言うのは至極当然の事だと思いませんか。