大学入試に強い人
泉野塾 塾長です。
ここ数年の大学入試で顕著な傾向を私は感じます。
力がある人は定期テストや模擬試験で点数を取っていなくても入試は強い、という事です。
では、どういう人が力があるのか。
これはもう直接、授業での対話や答案で感じ取れるもので、言葉で表すのは非常に困難です。
強いて言いますと、問題解決に対する柔軟性と、集中力。問題分析、分割、出題者との対話、仮説を立てる能力、鑑賞し、評価する力。
これらはチャートなどの参考書問題集の解説を読むだけでは到底身につけられるものではありません。
常に本質を考えながら、アグレッシブに思考することだと思います。
それが感じられるようになりますと直接本人に言います。
「あなたは力があります。」 「点数は取ってきませんけどね、でも近いうちに結果が出ますよ。焦らなくていいです」
未だかつて間違えたことは一度もありません。
現在の大学入試は力のある人がその力を発揮しやすい試験に(少なくとも数学、物理は)なっています。
見掛け倒しではない本物の力をつけた人こそ大学を目指すのに相応わしいと皆が思い始めた証拠だと思っています。
高等教育において、ケアレスミスでの失点なんか過大評価しすぎなのです。
もったいなくもなんともないです。
肩の力を抜いて、楽しく学問。 ノーミス作業はAIに任せておけば良いです。