大学入試における白紙答案(受験生の本音)
泉野塾 塾長です。
夏期講習もほぼ終わり皆様お疲れ様でした。
この夏も卒塾生の方がたくさん来てくださって、塾をやっていて良かったと思う瞬間です。
そこで受験に関する話もよく出ます。
「試験会場での他の受験生の白紙答案ほど勇気づけられるものはない!」
他の受験生はできていないんだ!自分は何か書いた!いける!と思った。 この話本当に多いです。
オフィシャルな場面で言いにくい受験生の本音として受け止めています。(笑) 正直ですね。(笑)
大学入試ですよ!受験生はその日のためにずっと勉強してきたのになぜ多くの受験生が白紙答案になるのか疑問に思われませんか?
知識がないから?
いいえ。
問題をたくさん解いてないから?
いいえ。
一定レベル以上の難易度の問題を出す大学受験生で、知識不足のひと、問題量不足の人を私は見たことがありません。
知識もあり、解いた問題量も文句なしの人がなぜ白紙答案になるのでしょうか?
白紙答案にならない練習をしていないからです。
要するに問題集をやって過去問をやって解説見て理解できたら終わり。
はい。白紙答案の危険性MAXです。
チャートやフォーカスなどは典型問題ですし。過去問も解説見れば誰でも理解できます。
要するに正解か不正解かにしか関心を持たずに学習している限り、未知の問題に対処する力はつかないということです。
大学入試の数学は正解か不正解かではなく、何が問題で、どこまで問題解決に根拠を持って近づくことができたかの度合いで評価されると公言されています。
このギャップが白紙を生むわけです。
解けない問題にストレスを感じるのではなく、問題分析の練習と思いありがたく(笑)練習してみて下さい。
何が問われているのかを分析して手持ちの根拠のある知識で問題解決に近づく。まるかバツかは問題ではありません。
これが考える力・工夫する力です。
孤独な試験会場で最も頼りになるものです。
もう一歩、半歩でもいいです。
その知識なり問題なりに踏み込むだけで対応力は飛躍的に伸びるものです。
努力はきっと実を結びます。 ひたすら応援します。