福岡大学医学部医学科 N・Fさん (金沢大学附属高校卒)
私が受験勉強で重要だと感じたことは、以下の2つです。
1つ目は、基礎の徹底です。ここで言う基礎とは、問題を解くうえで必要な知識や考えかたであり、決して簡単なものではありません。問題を解くときにただ解法をパターン化して覚えるのではなく、「なぜこの解法なのか」、「この問題から得られる知識は何か」などとつねに考え、完全にその問題を理解することが大事です。入試問題は一見難しそうに見えるので、たくさんの問題を解きたくなってしまうと思いますが、そのわりに手ごたえが感じられないときは、基本の理解を見直してみると良いと思います。
2つ目は、模試の成績を気にしないことです。模試と入試では出題のされかたも違うので、簡単に比較はできません。E判定の大学に合格することや、A判定の大学に不合格になることは、決してめずらしいことではありません。「模試の判定に一喜一憂するな」と言うのも難しいとは思いますが、できるだけ冷静に結果を受けとめ、解けない問題を解けるようにしていくことが重要です。
医学部入試は本当に本当に厳しい世界です。倍率もほかの学部とは桁違いですし、優秀な人が不合格になることも多々あります。しかし、合格した人のほとんどは、いわゆる「天才」ではありません。努力したからと言って必ず合格できるほど簡単なものではありませんが、正しい努力をまじめに積み重ねていけば、どんな人でも合格に近づくことができると私は思っています。
みなさんが志望校に合格できるよう、応援しています。