福井大学医学部医学科 K・Nさん（泉丘高校）
僕は二浪を経験して希望する学部に合格しました。 泉野塾には姉の紹介で入塾し、現役の時に九月から卒業まで在籍し、その後二年の宅浪期間も塾長には相談や質問など多方面でお世話になりました。 僕が合格することができたのは塾長や献身的に支えてくださった奥様のおかげだと思っ ています。 僕が受験に失敗した原因を三つ挙げるとすると 「高校受験と同じ様に考えていて勉強量が足りなかった」 「復習をしておらず、定期試験直前の詰め込みでその場凌ぎの積み重なりが記憶の定着に結び付いていなかった」 「模試の結果に一喜一憂していた」 というものが挙げられると考えます。 ●一つ目は、大学受験を舐めていたということなので、もし高校受験と同じように考えている方がいたら気をつけてほしいです。 一日に長時間勉強することも大切ですが、とにかく波をつくらない様に日ごとの勉強時間の差を無くすことに重点を置き、生活リズムを一定に保ち睡眠時間は七時間半と決めて生活していました。 ●二つ目に関しては僕が落ちた最大の原因だと考えています。復習をせずに学校生活を送っていて、取り戻すのにすごく時間が かかり受験に間に合いませんでした。今年は勉強法を変えて上手く記憶の定着に結び付けたと思います。その日の学習内容を鏡に向かってであったり、家族に向けて説明するという方法で勉強していました。この勉強法の良い点は理解してないと説明のしようがないこと、情報の整理がされること、忘れにくくなることだと考えています。人により覚えやすい勉強法はあると思いますが、自分に合ったやり方でより長期的に覚えることができる方法を見つけてほしいです。詰め込み のような短期記憶は受験には役に立ちません。僕は化学の新研究を八周しましたがより多くの回数目に通すことが大切になってきます。暗記が苦手な方もとにかく何度も何度も目を通し復習を 欠かさずにしてほしいです。また、受験は学力を図るものですが、時間内にどれほどの点数を稼ぐ ことができるのかというものであるので、普段から時間を意識しながら勉強してほしいです。タイ マーを利用しながら勉強することがおすすめで、自習室などでも使用できる音が鳴らないものが あるので是非利用してほしいです。 ●三つ目について僕は今年の最後の模試で初めてc判定をとっただけでそれ以前はe判定しか取ったことがありませんでした。模試の判定が出る度に落ち込んでいましたし、学部を変えようと思ったことも何度もありました。今年合格に繋がった理由として模試に対する向き合い方の変化があったと思います。現役の時は模試が嫌いでしたが、今年は模試 を合格圏内の受験生との差の物差しとして扱い、差がついた分野の分析をするなど、模試を受けた後を大切にしていました。その結果、結果に一喜一憂することもなく一年を通して感情の起伏があまりない状態で生活できたことで、着実に点数が伸びたのだと思います。結果から目を背け ず、自分の立ち位置を理解することが大切だと感じました。 最後に、受験は自分の嫌な部分と向き合うものだと感じました。さまざまな感情を抱くと思いますし、葛藤もあると思います。そんな時は自分の中で抱え込むのではなく家族や友人、先生に 相談するべきです。僕は泉野塾の塾長ほど優しい方に出会ったことがありません。塾長は何度も 相談に乗ってくださり、その度ごとに真剣に聞いてくださりました。二年間普通の受験生よりも 多く受験に費やしましたが、多くのことを学びましたし、学問だけでなく人間的に成長できたと 思います。何より、塾長のような人格者と出会い、この様な方になりたいと思いました。 みなさんには、ぜひ第一志望の大学に入学してほしいです。
2021年03月25日 16:34
